モコちゃんありがとう
先日、モコは病気との長い闘いを終え、2/18にお空にいってしまいました。
保護犬として我が家に来てから7年半。
病気と闘い抜き、最後まで優しさを忘れない、本当に賢い子でした。
モコがうちに来たのは、4歳になる直前のこと。
ブリーダーさんの元で繁殖犬として過ごしていたモコの体は、ボロボロの状態でした。
体重はわずか2.8kgと痩せ細り、歯もボロボロ。
ご飯の時間になると「取られちゃう」と怖かったのか、必死にうなっていた姿は今でも忘れられません。それまで、どれほど大変な環境で頑張って生きてきたのかが伝わってきました。
穏やかな生活が始まったのも束の間、モコは次々と病気に見舞われました。
クッシング症候群、甲状腺、そして糖尿病の病気。
毎日のインスリン注射に、何度も繰り返した通院。
一時は食欲がなくなって、本当に危ない時もありました。
それでも、モコは何度も何度も、頑張って立ち上がってくれました。
体がしんどいはずなのに、家族の前ではいつも穏やかで、その存在だけで私たちを癒し続けてくれたんです。
私たちのサロンは、まさに「モコと一緒にオープンした」ような存在でした。
病気が進んでからはお店に出る機会も減ってしまいましたが、モコがいなければ今のサロンもなかったな、と感じています。
何より、子供たちの成長のそばには、いつもモコがいてくれました。
•モコがいたから、一人でお留守番ができるようになった。
•モコがいたから、一人で寝られるようになった。
•モコがいたから、「相手を思いやる気持ち」が育った。
2年前に新しいワンちゃんを迎えた時も、モコはちっとも嫉妬しませんでした。
自分のご飯を食べられてしまっても、怒るどころか「一緒に食べよう」と寄り添う、本当に優しいモコでした。
そんな姿をずっと見てきたからでしょうか。
子供たちは、教えられなくても自然とモコを一番に考え、大切にしてくれました。
新しいワンちゃんが来ても、常にモコを優先してあげる。そんな子供たちの姿を見て、私は母として、言葉にできないほど嬉しく、誇らしい気持ちになりました。
モコが注いでくれた無償の愛は、しっかりと子供たちの心に届き、優しい「思いやり」として育っていたのです。
火葬を終えた今、「これでようやく、注射や病気の苦しみから解放されて、ゆっくり休めているのかな」と自分に言い聞かせています。
会いたい気持ちは山ほどあって、ふとした瞬間に涙が溢れて止まりません。
けれど、犬を飼うということは、この最期の寂しさまでをしっかり引き受ける「使命」なんだと感じています。
ガリガリに痩せていたあなたが、私たち家族の心をこんなにも豊かにしてくれました。
モコが遺してくれた優しさや強さは、これからもずっと、私たち家族の中に生き続けます。
これまでモコを温かく見守り、気にかけてくださった皆様、本当にありがとうございました。
看板犬として可愛がってくださったお客様、病気だと知って「頑張ってね」と優しい言葉をかけてくださった方々。
皆様のその一言一言が、モコにとっても、私たち家族にとっても、どれほど大きな支えになったか分かりません。
多くの保護犬たちが幸せに暮らせますように。